在宅介護での高齢者の徘徊を安全にする方法

在宅介護を行っているご家庭で、認知症を患った高齢者の方が徘徊をしてしまうという問題は全国で起きています。時には大事故につながってしまう恐れもあるので、ご家族は徹底した管理を行うことが必要です。

日中に関しては外も明るいので比較的穏やかな状態になりますが、1人で留守番をしている方のケースでは、勝手に自宅外に出てしまうことが無いように、玄関ドアや掃き出し窓など、屋外に出られると判断できる場所は全て特殊なロックを増設することが必要です。夜間になると危険を及ぼすリスクは高まってしまいます。就寝後に直ぐに起きてしまい、部屋を歩き回るだけではなく屋外に出てしまう可能性もあるので、ドアの特殊ロックを使うことは勿論ですが、室内でも転倒してしまい怪我をすることが無いように十分な注意が求められます。

フローリングの床は非常に危険です。最も多い床材になりますがクッション性はゼロといっても過言ではないので、コルクマットを敷き詰めたりキッズ用のクッションパネルを敷き詰める方法も効果的です。屋内の全ての場所を慎重に確認すると、角が出ていて危険という場所が出てくる住宅も多々あります。お部屋から出た際の壁の角の部分、設置してある家具類の角部分などが該当していて、ぶつかると間違いなく怪我をしてしまうと判断できる場所は、コーナー用の樹脂製、若しくは発泡ウレタンのガードを設置すると安全対策を行えます。